その他

2025年3月11日に、2019年に東京都内の歯科診療所で静脈内鎮静法を行った後に発生した死亡事故に関し、当該事故に関与したとされる歯科医師2名が業務上過失致死の容疑で書類送検されたことが報じられ、さらに2025年3月31日に、そのうちの1名が略式起訴されたことが報じられました。

まずは、この事故で亡くなられた患者様のご冥福をお祈りするとともに、お家族、ご親族の皆様にお悔やみ申し上げます。

書類送検された歯科医師2名は当学会の会員ではなく、学会の指導や監督の対象ではございません。

当学会の会員は、「静脈内鎮静法に関するガイドライン」及び「プラクティカルガイド」を遵守し、安全な静脈内鎮静法の提供に努めております。また、日本歯科専門医機構認定の歯科麻酔専門医及び当学会の認定医は、歯科麻酔に関する研修を十分に積んでおります。これらの認定資格者は学会のホームページに掲載されておりますので、静脈内鎮静法を受ける際のご参考にしていただければ幸いです。

当学会としましては、歯科麻酔科医が在籍する歯科医療機関が一目見て分かるように、「歯科麻酔科」の標榜科名(看板等への掲示が可能な診療科名)の取得を目標に掲げております。患者の皆様、さらには国民のご理解をいただけますよう、医療安全に十分配慮し、引き続き学会として社会的責任を果たしてまいります。

2025年4月1日
一般社団法人 日本歯科麻酔学会
理事長 宮脇 卓也


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