リフレッシャーコース
令和7年(第39回)日本歯科麻酔学会リフレッシャーコースのご案内
主催:一般社団法人日本歯科麻酔学会
企画運営:教育研修委員会
令和7年(第39回)日本歯科麻酔学会リフレッシャーコース(日本歯科専門医機構認定共通研修)を、Web開催いたします。講師および講演テーマなどは下記のとおりです。
また、本年度のリフレッシャーコース5講演の内、2講演が、(一社)日本歯科専門医機構の歯科専門医共通研修として認定されております。歯科専門医共通研修は、専門医の新規申請および更新に必須となりますので、関係する会員の先生におかれましては奮ってご参加下さい。
歯科専門医共通研修として認定された講演
- 研修項目「患者医療者関係の構築」
- 「歯科治療にストレスを感じる患者とのコミュニケーション構築」(山本 彰美 先生)
- 研修項目「医療安全」
- 「歯科診療をより安全に―患者急変対応に有効な最新デバイス―」(清水 慶隆 先生)
開催概要
日時 |
令和7年7月11日(金)~8月18日(月)午後6時 |
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会場 |
Web開催 |
定員 |
なし |
参加費 |
正会員区分1・2 |
詳細案内 |
申込フォーム:https://www.jdaform.jp/form_refresher_course/ |
講演テーマおよび講師
- 「有痛性顎関節症への多角的アプローチ」
島田 明子 先生(大阪歯科大学医療保健学部 口腔保健学科) - 「鎮静下歯科治療を必要とする患者とのコミニュケーション構築」
山本 彰美 先生(大阪中之島デンタルクリニック) - 「気道確保時の呼吸モニタリング」
佐伯 昇 先生(広島大学大学院医系科学研究科 麻酔蘇生学) - 「臨床に役立つ血液ガス分析」
大藤 純 先生(徳島大学大学院医歯薬学研究部 救急集中治療医学分野) - 「歯科診療をより安全に―患者急変対応に有効な最新デバイス―」
清水 慶隆 先生(広島大学大学院医系科学研究科 歯科麻酔学講座)
備考
- 締切日以降のキャンセルはできません。
- 日本歯科麻酔学会認定医の先生方の積極的な参加をお願い致します。
- 日本歯科麻酔学会認定歯科衛生士ならびに登録医の新規申請のための参加業績とするためには5つの講演全てを視聴いただく必要がございますので、ご注意下さい。
- 日本歯科麻酔学会認定歯科衛生士ならびに登録医、の単位は12.5単位(2.5単位×5講演)となり、認定医、歯科麻酔専門医更新のための単位は10単位(2単位×5講演)となります。
- 出席管理を厳格化しました。講演動画を全て視聴されなければ、受講証明書は発行されませんので、ご注意下さい。また、日本歯科医師会実施の生涯研修事業による単位も取得できます。
- テキストは、廃止となりました。講演要旨となります。講演要旨はお申込みいただいた先生方のみダウンロードいただける仕様となります。
講演内容
- 「有痛性顎関節症への多角的アプローチ」(島田 明子)
有痛性顎関節症は、咀嚼筋や顎関節の疼痛を伴う下顎の運動障害を呈する。本講演では、有痛性顎関節症の診断に加え、現在注目されている運動療法を中心にマネジメントオプションについて解説する。 - 「歯科治療にストレスを感じる患者とのコミュニケーション構築」(山本 彰美)
多くの患者が歯科治療において、恐怖心や不安を持っているが、その対策法として様々な方法が用いられている。歯科医は呼吸・循環・代謝などの全身管理の知識や手技を習得していても、臨床の現場では、それらの知識を十分に活用されているとはいい難い。
本講演では、恐怖心や不安を緩和する手技として身体的アプローチと、患者とのコミュニケーションのあり方を見直してみたい。 - 「気道確保時の呼吸モニタリング」(佐伯 昇)
マスク換気中の上気道は観察困難であるため、換気困難時には原因究明ではなく酸素化に有効かと思われる手技を経験と力量に応じ次々と試みる“経験的医療”が行われる。本講演ではマスク換気中の上気道の観察など客観的な評価法について述べる。 - 「臨床に役立つ血液ガス分析」(大藤 純)
血液ガス分析は、患者の全身状態の把握に有効な手段であるが、単に正常値を覚えるだけでは十分な理解は得られない。本講演ではベッドサイドで迅速に判定できる血液ガス分析のコツを教えます。 - 「歯科診療をより安全に―患者急変対応に有効な最新デバイス―」(清水 慶隆)
心肺蘇生で使用するAEDや生体情報モニターなどの医療機器は日々進歩している。またウェアラブル心電図モニターやスマートフォンアプリにも、心肺停止の予防に有効なものもある。本講演では心停止の予防や治療に利用できる最新のデバイスを紹介する。