学会紹介

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一般社団法人 日本歯科麻酔学会
理事長 松浦信幸


ご挨拶

本学会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
このたび一般社団法人日本歯科麻酔学会の理事長を拝命し、関係各位ならびに当会ホームページをご覧いただいている全ての皆様に就任のご挨拶を申し上げます。

私たちの学会は、歯科医療の発展に資することはもちろん、日本全国どこにお住まいの方でも安心・安全に歯科治療を受けられる社会の実現を第一の目的として活動しています。患者さん一人ひとりの不安に寄り添い、確かな安全を担保することが私たちの使命です。
“歯科麻酔”と聞くと、「歯医者さんでの口の注射」や「笑気麻酔(吸入鎮静)」などを思い浮かべる方が多いかもしれません。我々歯科麻酔の専門家は、それだけではなく次のような場面で患者さんと歯科医療を支えています。

【歯科麻酔の専門家が担う主な役割】

  • 痛みや不安の軽減
    歯科治療に対する強い恐怖心、嘔吐反射や過去のつらい治療経験をお持ち方に、精神鎮静法(リラックス状態を作る方法)や全身麻酔など、それぞれの患者さんに適切な管理方法を選択し、安心して歯科治療を受けられるように環境を整えます。
  • 全身管理が必要な患者さんへの対応
    ご高齢の方、心疾患・呼吸器疾患・糖尿病などの持病をお持ちの方、障がいのある方など、特別な配慮が必要な場合でも、治療中のストレスを和らげ、全身状態を継続的に確認しながら、負担の少ない安全な歯科診療を提供します。
  • 口腔外科手術の全身麻酔
    口腔外科領域の手術において、全身麻酔を含む周術期管理を担い、常に患者さんの安全を最優先に全身管理をします。
  • 原因の捉えにくい顔面の痛み・しびれへの対応
    虫歯や歯周病では説明しにくい口・顎・顔面の痛みやしびれについて、評価から治療までを専門的に行います。

超高齢社会における私たちの使命

日本は超高齢社会を迎え、歯科医療へのニーズは多様化しています。これまで以上に歯科治療の質と安全が求められるなか、私たち歯科麻酔の専門家は、患者さんの「不安」や「怖さ」を軽減し、「受けてよかった」と感じていただける歯科医療の提供を目指します。

現在、当学会には3,000名を超える会員が所属し、歯科麻酔専門医・認定医・登録医、認定歯科衛生士が全国各地で活動しています。 歯科治療に不安がある方、持病があって心配な方、全身麻酔や精神鎮静法について詳しく知りたい方は、どうぞお近くの歯科麻酔の有資格者にご相談ください(当学会ホームページで検索いただけます)。

皆さまの「安心して治療を受けたい」という思いに、私たちは責任をもってお応えします。これからも、日本の歯科医療がより安全で、患者さんにとってやさしく、信頼できるものになるよう、学会として力を尽くしてまいります。

学術と人材育成による価値創出

歯科医療は日々進化し、歯科麻酔の領域も日進月歩で前進しています。これからも私たちは学術研究団体として、世界基準の学術研究を力強く推進し、会員の継続的な研鑽を支援することで、常に最先端の専門診療を臨床現場に届けてまいります。今後も、歯科医療の発展に貢献し、地域社会の福祉および“国民のウェルビーイング(心身の健康と生活の質)”の向上に、実装的かつ継続的に貢献していく所存です。

引き続きのご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

2025年10月